2025年6月5日、第54回世界環境デーを迎えるにあたり、無錫LEAD設備株式会社（以下「LEAD」と略称）は、中国新エネルギー設備業界初となる『気候行動白書』を正式に発表し、気候変動対策の取り組みを開示しました。本報告書はTCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）に基づき、気候変動への対応状況を包括的に示すとともに、世界の新エネルギー産業における低炭素転換に向け再現可能な「LEAD方案」を提唱しました。
環境配慮の経営に根差し
ゼロカーボンの知能製造をリード
中国新エネルギー設備業界で初めてカーボンニュートラル目標を公表した企業として、LEADは白書において、2030年までに主要事業（スコープ1・2）のカーボンピークアウトを達成、2035年までに主要事業のカーボンニュートラルを実現する、というのを厳粛にコミットしました。この目標に達成するために、取締役会直轄の三段階気候変動管理体制を構築し、全従業員の排出削減責任を明確化にしました。2024年末までに主要製品のカーボンフットプリント算定を完了し、そのうちに2製品はISO 14067認証を取得し、温室効果ガス排出データは第三者の検証済みで公開しています。ということで気候変動管理の決意がよく分かると思います。
グリーン製造の実践において、LEADは業界の記録を更新し続けています。2025年4月、無錫第二工場がISO 14068カーボンニュートラル工場認証を取得し、中国新エネルギー設備分野で初の認証工場となりました。ISO 14068は国際的に承認された最新かつ最も厳格なカーボンニュートラル規格です。LEADはクリーン生産プロセスの導入、知能化エネルギー管理システムを通じてカーボンオフセットなどの活動を行い最終的に工場のカーボンニュートラルを実現しております。これは新エネルギー設備分野における低炭素転換の実現可能なロードマップと検証可能な成果を立証しました。
海外拠点でも成果が現れています。中国国内では、屋上設置型の分散型太陽光発電設備による発電量が年間1,000万kWhを超え、すべて工場内で自家消費されたようになっております。 2024年には、デジタルエネルギー管理プラットフォームにより、累計168万kWhの電力を削減されました。製品荷姿を見直すことで物流面でも脱炭素化を進め、年間約67.49万トンのCO₂排出削減を実現しました。これらの取り組みは、運用コストの削減だけでなく、持続可能な産業構築に向けた具体的な参照対象ともなりうると思います。
サプライチェーン全体と連携
低炭素未来を共創する
当社は、グローバルエネルギー転換の実現にはサプライチェーン全体の協働が不可欠であると認識しております。LEADはインテリジェント製造技術でエネルギー転換を推進し、環境理念を技術開発とグローバル連携に深化させ、新エネルギー機器産業の脱炭素化を単体企業の排出削減 から バリューチェーン全体低炭素化へと転換を加速させます。
産業配置戦略において、LEADはリチウム電池・太陽光・水素・エネルギー貯蔵等の新エネルギー分野に対し、知能化・高効率・低消費のソリューションを提供します。世界初の水素自動化電解槽工場を顧客と共同建設し、年間2ギガワット（GW）のPEM電解槽量産体制を確立し、水素エネルギーの規模化生産を加速させます。全固体電池へ積極展開し、乾式電極・超薄電解質膜形成等主要技術を突破し、低消費電力×高エネルギー密度技術への産業昇華を推進します。
気候変動は全人類共通の課題です。LEADは、持続可能な発展が企業成長の唯一の道であると深く認識し、これは企業が担うべき歴史的使命であると捉えております。今後も当社は、バリューチェーン全体における低炭素化の取り組みを深化させ、サプライチェーン上のパートナー企業と連携し、グリーン・エコシステムの共創を推進していきたいと思います。
